冬の釣りの定番、ワカサギ釣り。関東からでも、暖房の効いたドーム船で釣れる湖から、凍った湖の上で穴を開けて釣る氷上釣りまで、いろいろな楽しみ方があります。
この記事では、関東と近くのワカサギ釣り場を、釣り方の違いと料金・シーズンで整理しました。料金や日程は各湖の漁協や宿、ボート店の公式情報で確認しています。
先に結論:初めてなら、手ぶらで行けて暖かい山中湖・河口湖のドーム船が安心です。どちらも2026-27シーズンは10月から営業します。凍った湖の上で釣る氷上釣りは、群馬の赤城大沼や長野の松原湖が有名ですが、氷の状態しだいで解禁されない年もあります。
ワカサギ釣りの4つのスタイル
| スタイル | どんな釣り? | 向いている人 |
|---|---|---|
| ドーム船 | 屋根と暖房のある船の中で、床の穴から釣る | 初心者・子連れ・寒いのが苦手な人 |
| ボート | 手こぎボートで湖に出て、アンカーで止めて釣る | 自分でポイントを探したい人 |
| 氷上 | 凍った湖に穴を開けて釣る | 冬ならではの体験をしたい人 |
| 岸・桟橋 | 岸や桟橋から釣る | 気軽に試したい人 |
ドーム船の当日の流れや服装はワカサギ釣りのドーム船は手ぶらでOK?で詳しく書いています。
関東のワカサギ釣り場一覧
料金は、2026-27シーズンの情報が出ている湖はその料金、まだの湖は2025-26シーズンの実績です。遊漁券(釣りの許可証)は別に必要なことが多いので、合計で考えてください。
| 釣り場 | スタイル | シーズンの目安 |
|---|---|---|
| 山中湖(山梨) | ドーム船 | ドーム船は2026年10月1日から |
| 河口湖(山梨) | ドーム船・ボート | 漁協のドーム船は2026年10月9日から |
| 相模湖(神奈川) | ドーム船・ボート・桟橋 | ドーム船は11〜3月(天狗岩の例) |
| 榛名湖(群馬) | ボート | 9月1日〜11月下旬(氷上は近年中止) |
| 赤城大沼(群馬) | ボート・氷上 | ボートは9月1日から。氷上は結氷しだい |
| 霞ヶ浦・北浦(茨城) | 岸(陸っぱり) | 冬。1月21日〜2月末は禁漁 |
| 松原湖(長野) | 桟橋・ドーム桟橋・氷上 | 12月中旬〜3月上旬(2025-26) |
| 野尻湖(長野) | 屋形船(ドーム船) | 11月1日〜3月末(年により4月初旬まで) |
山梨・神奈川のワカサギ釣り場
山中湖(山梨):ドーム船
山中湖漁協の発表では、2026年度はワカサギ釣りが9月1日に解禁、ドーム船の営業は10月1日からです。ドーム船の料金は店によって違い、たとえば旭日丘観光は大人4,500円、子ども(5歳以上)3,800円で、予約が必要です。
遊漁券は2026年4月から日券1,000円(中学生300円)に変わりました。当日限り有効で、コンビニなどでも買えます。竿セットのレンタルがあるので手ぶらでも行けます。
河口湖(山梨):ドーム船・ボート
河口湖漁協のドーム船は、2026-27シーズンは10月9日から。乗船料は大人4,400円に改定されました(遊漁料は別)。漁協のほかにも民間のドーム船が複数あり、店ごとに営業開始日が違います。
遊漁料は前売りで大人1,100円、現場で買うと1,600円なので、前売りを買っておくのがお得です。貸し竿もあります。
相模湖(神奈川):ドーム船・ボート・桟橋
都心から近いワカサギ釣り場です。ボート店の天狗岩では、9月に解禁し、ドーム船は11〜3月、料金は中学生以上4,000円・小学生3,000円。JR中央本線の藤野駅から歩いて約10分と、電車でも行けます。
ほかにもドーム桟橋やボートの店がいくつかあります。遊漁券が必要かどうかは店によって案内が違うことがあるので、予約のときに確認してください。
群馬・茨城のワカサギ釣り場
榛名湖(群馬):ボート
2026年は9月1日に解禁し、ボート釣りは11月下旬まで。遊漁料は大人700円(中学生以下無料)、2人乗りのボートは3,000円です。竿やエサ、仕掛けのセットを1,000円で借りられる店もあり、手ぶらで行けます。
昔は氷上釣りでも有名でしたが、氷が十分に張らず、2025-26シーズンも氷上釣りは中止になりました。最後に氷上が解禁されたのは2018年です。
赤城大沼(群馬):ボート・氷上
2026年は9月1日にボート釣りが解禁しました。2人乗りの釣り船は3,000円、日釣券は800円(中学生以下無料)です。
冬は氷上釣りができる、関東では貴重な湖です。2025-26シーズンは1月15日に解禁し、3月5日に「強風で氷上の穴が波で大きくなり、これ以上は危険と判断」として閉鎖されました。氷上ではテントの種類や火の使用に決まりがあり、車はチェーンか冬用タイヤが必要です。
霞ヶ浦・北浦(茨城):岸からの陸っぱり
船に乗らず、岸から気軽にワカサギを狙えるのが霞ヶ浦と北浦です。茨城県によると、霞ヶ浦北浦は制度上「海」と同じ扱いのため、遊漁券は必要ありません(まき餌を使う釣りは禁止)。
ただし、ワカサギは1月21日〜2月末日と、5月1日〜7月20日は採ることが禁止されています。釣り人にも適用されるので、期間には注意してください。
長野のワカサギ釣り場(少し遠出)
松原湖(長野):桟橋・ドーム桟橋・氷上
小海町観光協会によると、2025-26シーズンはドーム桟橋が12月13日、桟橋が12月19日に解禁しました。ドーム桟橋は大人3,500円、遊漁券は大人500円です。
氷上釣りは例年12月下旬〜3月上旬ごろで、解禁日は結氷の状態を見て湖畔の宿などが判断します。道具のレンタルが充実していて、手ぶらでも楽しめます。
野尻湖(長野):屋形船
上信越道の信濃町ICから約5分。漁協の屋形船は平日4,000円、土日祝4,300円で、遊漁券は1日700円(中学生以下無料)。事前の予約が必要で、道具のレンタルもあります。
遊漁券はなぜ必要?
多くの湖や川では、地元の漁協が「漁業権」を持ち、魚の放流や管理をしています。水産庁の説明によると、漁協は遊漁料や釣りをしてよい期間などを決めた「遊漁規則」を、知事の認可を受けて定めています。
遊漁券の代金は、こうした放流や管理の費用になります。ドーム船やボートの料金とは別にかかることが多いので、予約のときに確認しておきましょう。霞ヶ浦北浦のように、遊漁券が要らない場所もあります。
氷上釣りは「自分で判断して氷に乗らない」
氷上釣りでいちばん大事なのは安全です。氷の厚さは場所や日によってまったく違い、諏訪湖の観光協会も「風向きや流れにより氷の厚さや強さにムラがあり、状態も日々変化しているため大変危険」と注意しています。
氷上釣りは、漁協や湖畔の宿が氷を確かめて解禁した場所・期間だけにしましょう。赤城大沼のように、シーズン中でも危険と判断されれば閉鎖されます。解禁されていない湖や、決められた範囲の外で氷に乗るのは絶対にやめてください。
持ち物と服装
ドーム船なら暖房が効いているので、普段の冬の服装で大丈夫です。ボートや氷上、岸での釣りは、想像以上に冷えるので、しっかり防寒しましょう。
| 持ち物 | ポイント |
|---|---|
| 防寒着・帽子・手袋 | ボート・氷上・岸は特に冷える。ドーム船は脱ぎ着しやすい服で |
| 遊漁券 | 当日限りの湖もある。前売りのほうが安い湖も |
| 竿・仕掛け | レンタルがある釣り場が多い。自分で買うならワカサギ用のセットで |
| クーラーボックス | 釣れたワカサギを持ち帰るとき用 |
| 現金 | 船内で精算する釣り場もある |
冬の釣り全般のコツや安全の注意は冬は魚が釣れない?理由と冬でも釣れる魚にまとめています。
よくある質問
関東で初心者におすすめのワカサギ釣り場は?
山中湖か河口湖のドーム船がおすすめです。暖かい船の中で釣れて、竿のレンタルもあり、手ぶらで行けます。どちらも2026-27シーズンは10月から営業します。
関東で氷上釣りができる湖は?
群馬の赤城大沼が代表的です(2025-26シーズンは1月15日〜3月5日)。榛名湖は近年、氷が十分に張らず中止が続いています。少し足を延ばせば、長野の松原湖でも氷上釣りができます。
遊漁券なしで釣れる場所はある?
茨城の霞ヶ浦・北浦は、茨城県が遊漁券は不要としています。ただし禁漁期間(1月21日〜2月末日など)があります。
ワカサギ釣りのシーズンはいつ?
ボートや岸は秋から、ドーム船は10〜11月ごろから、氷上は湖が凍る1〜2月が中心です。湖ごとに解禁日が違うので、行く前に公式の情報を確認してください。
まとめ
関東のワカサギ釣りは、手ぶらで暖かいドーム船から、冬ならではの氷上釣り、遊漁券の要らない霞ヶ浦の岸釣りまで、スタイルを選べます。初めてなら、山中湖や河口湖のドーム船から始めてみてください。
料金や解禁日は毎年変わるので、出かける前に各湖の漁協や店の公式情報を確認しましょう。
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