焚き火を楽しんだ翌日、服が煙くさい…しかも洗ってもなかなか取れない。そんな経験はありませんか?あの臭いには、ちゃんと理由があります。この記事では、なぜ服に臭いがつくのかと、そもそも臭いをつけない予防法・ついてしまった臭いの落とし方を、まとめて解説します。
なぜ焚き火で服が臭くなるのか
焚き火の臭いのもとは「煙」です。煙は、薪の水分などが十分に燃え切らずに発生する未燃焼ガス。この煙には粘着性のある油分(タール・ヤニ)が含まれていて、それが衣類の繊維に付着し、しつこい臭いになります。
ポイント:臭いのもとは煙なので、煙が少なければ臭いも少なくなります。よく乾いた薪を使う・煙を出さない焚き火にするのが、実は最初の臭い対策です(煙を減らすコツは関連記事で解説)。
【予防】そもそも臭いをつけない方法
ついた臭いを落とすより、つけないほうが断然ラク。次の工夫で、臭いはぐっと抑えられます。
天然素材の服を着る(化繊は避ける)
コットン・ウール・シルクなどの天然素材は、通気性・吸湿性がよく、臭いがつきにくく抜けやすいのが特徴です。逆にポリウレタン・ナイロン・アクリルなどの化学繊維は、臭いがつきやすく残りやすいので、焚き火のそばでは避けたい素材。天然素材は火の粉にも比較的強く、一石二鳥です。
焚き火用の上着を羽織る
お気に入りの服を守るなら、焚き火のときだけ焚き火用のポンチョや上着を羽織るのが手軽で効果的。脱げば中の服に臭いが移りにくくなります。
煙を避ける・乾いた薪を使う
- 風上に座る:煙は風下へ流れます。座る位置を変えるだけで浴びる煙が減ります。
- 焚き火と距離をとる:近すぎると煙も火の粉も浴びやすくなります。
- よく乾いた薪を使う:湿った薪は煙が多く、臭いの元。乾いた薪で煙そのものを減らしましょう。
- 帽子をかぶる:髪にも臭いはつきます。帽子で髪をカバーすると軽減できます。
【落とし方】ついてしまった臭いを消す
それでも臭いがついたら、次の方法で落とせます。臭いは時間がたつほど取れにくくなるので、早めの対処がコツです。
まずは風に当てる(いちばん手軽)
焚き火の臭いは時間とともに揮発するので、風通しのよい場所で陰干しするだけでも、かなり軽くなります。洗う前に、まずは屋外やベランダで風に当ててみましょう。これだけで済むことも多く、いちばん手軽でお金もかかりません。
洗える服:酸素系漂白剤や食器用洗剤でつけ置き
通常の洗濯洗剤に酸素系漂白剤を加えるだけでも効果的。落ちにくいときは、酸素系漂白剤を溶かしたぬるま湯に30分ほどつけ置きしてから洗いましょう。煙の油分が強いときは、食器用洗剤も有効です(油汚れに強いので、洗面器のお湯に少量溶かして30分つけ置きし、そのあと通常どおり洗濯)。
重曹を使う
ビニール袋に衣類と重曹を一緒に入れて2時間ほど置くと、臭いが軽減します。手軽なので、洗濯前のひと手間としておすすめです。
蒸気を利用する(洗いにくい服にも)
入浴後の湯気がこもった浴室に、消臭スプレーや重曹スプレーをかけた衣類を吊るし、換気扇を回して15分ほど放置。その後、風通しのよい場所で陰干しして湿気を飛ばします。ダウンやアウターなど頻繁に洗えない服にも使える方法です。
髪・テント・車についた臭いは?
- 髪:帽子で予防が基本。ついてしまったらシャンプーで洗うのが確実です。
- テント・タープ:陰干しでしっかり乾かし、消臭スプレーを。洗える素材は取扱表示に従って。
- 車内:臭いの移った服やギアはビニール袋に入れて持ち帰り、車内には消臭スプレーや換気を。
よくある質問
洗っても臭いが取れないときは?
酸素系漂白剤でのつけ置きや、食器用洗剤での油分落としを試してみてください。それでも残る頑固な臭いは、宅配クリーニングなどプロに任せるのも手です。
化繊のアウトドアウェアは臭いが取れにくい?
化繊は臭いがつきやすく残りやすい傾向があります。消臭スプレー+蒸気+陰干しを組み合わせ、洗える場合は酸素系漂白剤を使うと効果的です。焚き火のときは天然素材や上着でカバーするのが根本対策です。
そもそも臭いを抑えるいちばんのコツは?
煙を減らすことです。よく乾いた薪を使い、煙の少ない焚き火を心がけ、風上に座る・天然素材を着る・上着を羽織る、で浴びる煙を最小限にしましょう。
まとめ
焚き火で服が臭くなるのは、煙に含まれる油分が繊維に付着するから。だから対策は、「煙を減らす(乾いた薪)」「煙を浴びない(風上・距離・天然素材・上着)」の予防が第一。ついてしまったら、酸素系漂白剤や食器用洗剤でのつけ置き、重曹、蒸気などで、早めに落としましょう。原因を知って備えれば、臭いを気にせず焚き火を楽しめます。
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