キャンプ道具を揃えようとして値段に驚いた人、多いと思います。そこで頼りになるのが100均。ただし先に結論を言うと、小物と消耗品は100均が正解、命と快適さに直結する主要装備は専門メーカー。この線引きがすべてです。
この記事では「買っていいもの」「やめた方がいいもの」をカテゴリ別に整理します。なお、ここで言う100均にはダイソーの300円・500円・1,000円台商品も含みます。価格や品揃えは執筆時点のもので、店舗により異なります。
いま100均のキャンプ用品はどこまで来ているか

ダイソーは数年前から本格的なキャンプギアに参入していて、定番のメスティンはサイズ違いで550円から展開、フッ素加工の黒メスティンや、1,100円の焚き火台まで売られています。
つまり「100均=おもちゃ」の時代は終わっています。ただし何でも使えるわけではなく、得意分野と不得意分野がはっきりある。そこを見ていきます。
100均で買っていいもの
食器・カトラリー・調理小物
100均のいちばんの得意分野です。皿・マグ・箸・スプーンは割れても汚れても惜しくないのがむしろ強み。トングやおたま、アルミホイル、焼き網などの調理小物も、使用頻度を考えれば100均で十分です。
名物のメスティンも「まず炊飯をやってみたい」入門用としては優秀です。使い始めに縁のざらつきを紙やすりで軽く整えるといい、とよく言われます。
収納・整理グッズ
メッシュケース、コンテナ、S字フック、結束バンド、カラビナ。地味ですが、キャンプの快適さは整理で決まるので費用対効果は抜群です。カラビナ類は「登山用ではない」ので、体重を預ける用途には絶対に使わないでください。
火まわりの消耗品
着火剤、ライター、綿の軍手あたりは消耗品なので100均で回すのが合理的です。火吹き棒のような小道具も安価に揃います。
あると助かる便利グッズ
レジャーシート、ウェットティッシュ、ゴミ袋、保冷剤、ブルーシート、LEDランタン系の小物。このあたりは「忘れ物の保険」としても優秀で、キャンプ前に100均を一周する価値があります。
100均で済ませない方がいいもの
ここからが本題です。理由つきで正直に書きます。
テントと寝袋。安全と睡眠に直結する装備は、縫製・防水・保温の品質がそのまま体調に返ってきます。ダイソーの1,100円寝袋は「夏の低地限定なら合格」という検証もありますが、春秋に使い回せる代物ではありません。最初こそ専門メーカーかレンタルを。
チェアとペグ。チェアは体重を支える構造物なので耐久性が命。ペグは柔らかい地面なら100均でも刺さりますが、硬い地盤では曲がるのが定番の失敗です。テント付属より強いスチールペグを数本持つ方が安心です。
焚き火まわりの主役級。1,100円の焚き火台も話題になりましたが、板厚や歪みなど「安さのワナ」を指摘する検証もあります。焚き火シートも薄手のものは地面保護の役目を果たしきれません。火を扱う道具だけは、多少の投資をおすすめします。
長く使う道具の例として、スチールペグやメイン用のLEDランタンは専門メーカー品を見ておくと失敗がありません。
「100均+レンタル」が最強の始め方
ここまでの線引きを踏まえると、初心者の最適解が見えてきます。小物と消耗品は100均で揃え、テント・寝袋などの主要装備はレンタルで試す。この組み合わせなら、初期費用を抑えつつ、いい道具の基準も体で覚えられます。
数回行って続きそうなら、主要装備から順に買っていく。買う順番と選び方はこちらにまとめてあります。


よくある質問
100均だけでキャンプはできる?
日帰りのデイキャンプで「外ごはんを楽しむ」だけなら、かなりの部分を100均でまかなえます。泊まりのキャンプは、テント・寝袋・マットという睡眠装備の質が体調に直結するので、そこだけは100均以外で用意してください。
ダイソーのメスティンは本当に使える?
入門用としては定番です。炊飯はもちろん、蒸し料理や麺類にも使えます。有名メーカー品との違いは細部の作りと精度ですが、「まず試す」目的なら十分と評価されています。
ダイソー・セリア・キャンドゥの違いは?
大型ギアまで踏み込んでいるのはダイソーで、セリアやキャンドゥはデザイン性のある小物が得意という傾向があります。ただし品揃えは店舗差が大きいので、近くの大型店を覗くのが確実です。
買って後悔しやすい100均ギアは?
ペグ・焚き火シート・メイン照明のつもりで買ったLEDランタンあたりがよく挙がります。共通点は「性能不足が現地で発覚する」こと。家で試せないものほど、慎重に選んでください。
まとめ
100均キャンプの結論
・食器・調理小物・収納・消耗品 → 100均が正解
・テント・寝袋・チェア・ペグ・火の主役 → 専門メーカーかレンタル
・最強の始め方は「小物100均+主要装備レンタル」
100均は「キャンプを安く始める道具箱」として本当に頼れる存在になりました。線引きさえ間違えなければ、浮いたお金をテントや寝袋に回せます。まずは近くのダイソーを一周してみてください。
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